4月24日(日) とうとうこの日がやってきました。
全日本トライアスロン宮古島大会。
スイム 3km, バイク 155km, ラン 42.195km の長丁場。
これを完走できれば正真正銘のストロングマンだなぁ と憧れの眼差しで見ていました。

私のトライアスロンデビューは昨年4月の石垣島トライアスロン。
その時は、いずれはロングディスタンスもやるんだろうなぁと思っていましたが、
まさか1年後にやるとは想像していませんでした。
でもトライアスロンの大会に出るのはこの宮古島で4回目。
マラソンも4回目の大会がフルマラソンだったし、
「4回目」というのが私にとってのターニングポイントなのかもしれないですね。

【4月22日(金)】
この日に受付があるので宮古島入り。
まずはホテルに直行! チェックインを済ませます。
受付会場の宮古島市総合体育館までは距離があり、
バスも次のバスが来るまで1時間くらいあったので
前もって送っておいた自転車を組み立てます。
ハードケースに入れる為、ハンドルを外しておいたのだけど
組み立て方がよく分からない。しかも部品が一つ余った様な・・・
とりあえず自転車の形にはなったところで丁度バスが来る時間になりました。
バスで宮古島市総合体育館まで向かい、受付を済ませました。
ゼッケンやトランジション用の袋なんかを貰い
手にバンドをしてもらいます。
その他 資料なんかもいろいろ貰ったのですが、
その中に小学生の手書きのメッセージが入っていました。
これは すごく嬉しいなぁ。
私が貰ったのは小学5年生の女の子からのメッセージ。
海や魚やトライアスロンで走っている人の絵が描いてあって
メッセージには 宮古島の海は綺麗で魚がたくさんいる事や、
トライアスロンを頑張って下さいという事が書いてありました。
ありがとう。俺 頑張るよ!
でも最後の一言「1番になれる様に頑張って下さい。」
ごめん。1番は無理だぁ。

受付が終わった後は出店ブースを見て回ったり、
散歩をしたりして時間を潰していました。
その後 高校時代からの友人、こうちゃんと やまさん と合流!
一緒に 開会式・ワイドーパーティーに出ました。
ワイドーとは宮古島の言葉で「頑張れ!」という意味らしいです。
パーティーでは現地の料理が食べられて美味しかった。

【4月23日(土)】
この日は午後にバイクの預託があります。
こうちゃんや やまさんとは午後に待ち合わせしているので
午前中はフリー。
自転車で少し出かけたかったけど、
雨が降っていたので暫く部屋の中で過ごしていました。
でも その雨もやんできて 10時過ぎくらいに自転車でホテルを出発!!
その辺をぶらぶらと自転車で散歩する事にしました。
自転車に乗っていると、なんかハンドルがぶれる様な気がする。
やっぱり組み立て方を間違えたかなぁ。そんな時 ガコッ! って音がしたかと思うと
うわっ! ハンドルがずれている。
自転車を降りて六角レンチを取り出し、組み立ててみます。
ここをこうして、こう締めれば またずれる事はないだろう。
だけど、以前の姿と少し違うような・・・
でも確信は持てないし、まぁいいか。
気を取り直して再度出発。・・・ う〜ん、前よりましになったとは思うけど
ブレーキをかけた時とカーブを曲がる時にやっぱり ぶれている気がするなぁ。
まぁ気にしていても その場では自分で何かができる訳ではないので
自転車での散歩を続ける事にしました。
来間島というのが近くにあったので、そこに行く事にしました。
島を渡るのに来間大橋を渡るのだけど、そこから見える海が青くてすごく綺麗!
でも横風が結構強い。そんな中 橋の途中で バイクの 95km 地点の
看板が見えました。明日はここを通るのかぁ。
95km 地点で この風や橋の傾斜はきついかもしれないなぁ・・・ とか考えます。
少し来間島を走って 丁度いい時間になったので、バイク預託場所である宮古島東急リゾートに向かう事にします。帰りも来間大橋を渡ったのだけど、その時はすごい風で目を開けるのも辛いくらいでした。明日がこれだったらきついなぁ。

東急リゾートではバイクを預託するので、
そこで自転車にゼッケン番号を貼り付けました。
その時 一緒に前日に貰った自分のゼッケン番号入りの東北地方を応援する
ステッカーも貼り付けます。
この地震のせいで参加できなくなった人もいるみたいなので、
本当に頑張らないといけないなぁ。

00063

その後 こうちゃんや やまさんと合流し、バイクを預けます。
バイクを預けた後は 3人でスイム会場となるビーチへ向かいます。
折り返し地点を確認するけど・・・ 遠くて霞んで見えない。
その後は3人で食事を取りました。

今回の大会には こうちゃんの知り合いの自転車屋さんも参加されていて、
私の自転車を見て貰える事になりました。
その方に見て貰うと、部品が一つ足りなかった様です。
でも その部品を持ってきて頂いて 直してもらいました。
これで安心してバイクにのぞむ事ができる。本当に助かりました。

その後はホテルに戻り、私とやまさんは同じホテルに宿泊をしているので
一緒に夕食を取りました。
トライアスロン前日なので飲酒はご法度! ノンアルコールビールを飲んでいました。

【4月24日(日)】
とうとう本番当日。ついにこの日が来てしまいました。
前日は夜9時に就寝。そして当日は朝3時に起床!
緊張しているせいか、途中で何度か目が覚めてしまいました。
まだ寝足りないせいか頭が少しぼ〜っとする。
ホテルもこの日はトライアスロン本番に合わせて
朝3時半から朝食を準備してくれます。
3時半ちょっと過ぎに朝食会場に向かいましたが、
既にたくさんの人が朝食を取っていました。
朝食後はシャワーを浴びたり、レースの準備をしたりして過ごします。
そして ホテル近くから朝5時10分に会場に向かう臨時バスが出ているので
それに乗って会場入り。
最後の受付をすませて、腕にマジックでゼッケン番号を書いてもらい
アンクルバンドを貰います。
その後 一緒にレースに出るこうちゃんと合流。
二人でスイム会場であるビーチに向かいます。
この時 時間は朝6時半頃。ビーチの砂がまだ冷たい。
そしてスタートの時を今か、今かと待ち続けます。
もう既に心臓はバクバク! 本当に俺 これをやるのか?!
そして号砲が鳴りスタート!

[Swim 3km] 1:37:03
トライアスロンの3種目の中で私が何を一番苦手にしているかと言うと
それは間違いなくスイムです。
トライアスロンをやっていて私ほど泳げない人間はそうそういないだろう。
でも これが最初の一種目。ここをクリアしなければ話にならない。
スイムの制限時間は 1時間50分。
でも その前に関門が一つあり、1700m 地点を 50分以内に通過しなければなりません。
ちなみに普段のトレーニングで 1500m は何度か泳いだ事があるけど、
その時のタイムはだいたい 45分。なのでいつものペースではとても厳しい。

スタート後 海に入ると後ろから押される感じを受けました。
追潮だ! これは最初の関門 行けそうだと思いました。
水位 が腰より上になったあたりからスイム開始。
一緒にスタートしたはずのこうちゃんは あっという間に前方に行って
見えなくなってしまいました。
そして、後ろからも どんどん人に抜かれていく。まぁ 予想はしていましたがね。
最初は慌てない様にと気をつけていたつもりですが、
ペースを乱してしまったのか、あっという間に息切れが始まりました。
息継ぎがすごく苦しい。
早く呼吸を整えなくてはと思い、ゆっくり泳いで回復を待ちます。
呼吸が整ったところで、普段のペースより ちょっと頑張るくらいの
ペースで泳ぎ始めます。
最初のコーナーは 600m 地点。ここは結構 あっという間に来た様な気がします。
でも 既にこの時点で周りにあまり人が見えなくなってしまいました。
それくらい他の人より遅れているという事だけど、メリットもあります。
それは自分のペースで泳ぎ続ける事ができるという事。
第2コーナーで第一関門でもある 1700m 地点に向かって懸命に泳ぎつづけます。

そして 1700m 地点到着。私は海の中では時計をつけていないので
制限時間に間に合っているのかどうか分かりません。
でもスタッフは何も言って来ない。よし、大丈夫そうだ。
宮古島の海は透明度が高いので、泳いでいる間は海底がよく見えます。
そして 1700m 地点では珊瑚や泳いでいる魚を確認する事ができました。
前々日に貰った小学生からのメッセージを思い出します。本当に綺麗だよ。

1700m 地点を 50分以内に通過したという事は、
残りの 1300m を1時間以内に泳ぐというのは余裕なんじゃないか?
と思ったのもつかの間。
1700m 地点の第2コーナを曲がると途端にスピードが落ちてきます。
宮古島の海は海底が見えるだけに自分が遅いのが目に見えてよく分かる。
体力はまだ落ちていない。逆潮だ。残りの 1300m は潮の流れに逆らって泳がなくてはなりません。これはきついなぁ。
でも スイムフィニッシュのゲートをくぐる為にはここを越えるしかない。
逆潮ではあるが 前には確実に進んでいる。海底を見てそれは確認できる。
よし、行くぞ! 一かき一かき前へ、前へ・・・
最初は遠くに見えていたビーチも少しずつ確実に近くなってきます。
そしてスイムフィニッシュゲート通過!!
周りにはほとんど人がいないなぁ。ちょっと苦笑い。でも通過できてよかった。
次はバイクに移動。ここで 応援に来てくれていた やまさんに会う事ができました。
知り合いの応援というのは本当に力になる。
よし 次はバイク行くぞ!

[Bike 155km] 6:11:39
スイムのウェットスーツを脱ぎ、バイクウェアを着て自転車置き場に向かいます。
最初は 3km 泳いだ後の脱力感でぐったり。
その中でスイム会場の方から「あと4人です」というアナウンスが聞こえてきます。
本当に後ろの方だったんだなぁ。

いつまでも グッタリしてはいられないので、バイク用のジャージを着たり準備をします。
ですが、体が濡れていて なかなかうまく着る事ができません。
しかも、バイク用のジャージを着ようとすると ブチブチブチッ!
うわぁ。あらかじめ付けておいたゼッケンが取れたぁ。
どうやらバイクウェアの伸びを計算しておかなかったのが敗因みたいです。
これでゼッケンつけ直し。とんだ時間ロスです。
そうこうしているうちに準備が終わって、いよいよ自転車に乗って出発です。

img012c

最初はなかなかいいペース。
スタート後 間もなく1人を抜く事ができました。
手元のサイクルコンピュータを見ると 30km/h を越えるペース。
このペースで最後までは無理だなぁ。
少しペースを落として 28km/h くらい。よし、これを維持できればフルマラソンは時間十分だ。
最初の一人は難なく抜いたけど、次は前方になかなか人が見えてきません。
暫くは前も後ろも走っている人の姿は見えず ほとんど一人旅。
でも そんな中 前方に二人目、三人目と見えてきて 少しずつだけど着実に順位を上げていきます。
25km 地点の池間大橋辺りまで来ると風が強くなってきます。
しかもフラットなコースとは聞いていたけど、意外に坂が多い。
我慢の時間帯が続きます。
そんな中でも ポツン、ポツン と前方に人が現れたので
少しずつ抜いていきました。

60km 地点過ぎでは再びやまさんに会う事ができました。
この時は風もやんできているという事もあって比較的順調。
手を降って応援してくれているので、こちらも手を振って応えます。

そして 70km 地点。東平安名崎 通過! ここの景色は絶景でした。
こういう景色の中を走れるのも宮古島トライアスロンの醍醐味。
今度は ゆっくりと弁当を持って来たいなぁ。

そこを過ぎると起伏が多い道になります。
最初は 登りだ! と思って、ハイギアで一気にかけあがっていたのですが
それが二つ目 三つ目と続き、ローギアでゆっくり登っていました。
そして最後の長い坂!
スタートからここまで一度も他の人に抜かれる事なく来ていたのですが
ここで初めて 4,50代のおじさんに抜かれてしまいました。
しかも どんどん差が開いていく。
駄目だ。ヒルクライムではこのおじさんに勝てない。

そして、95km 地点。
前日も行った来間大橋。前日程 風も強くなくこの辺はスムーズに進みました。
前日はこの橋を渡った後で島に入り、さらに坂を登ったので それを覚悟していたのですが
来間島は橋を渡った所で Uターン!
う〜ん。助かったような。島の中も走りたかった様な・・・

そして再び 宮古島東急リゾート付近を通過。
このレースではバイクは宮古島を約1周半します。
したがって この辺から2周目突入。
しかし、この辺から脚が動かない。
お腹もすいてきた。ハンガーノックか?!
食欲は全くないけど、背中からパワー・バーを取り出して
チビチビと口の中に入れていきます。
力が全く出ないので パワー・バーを食べながら ノロノロと走る時間帯が続きました。
そんな中 道脇で応援していてくれていたおじさんが
走りながら「がんばれ!」とペットボトルを耳元で ガンガン鳴らしてきました。
元気を分けてくれるよなぁ。「ありがとう」とお礼を言います。
でも回復までにもう少し時間がかかりそうだよ。

パワー・バーを流し込んだ甲斐があってか、海が見える頃には
脚が動く様になってきました。
この時間帯、数人に抜かれる事も覚悟していましたが
何とか後ろから抜かれずに、ただし 抜く事もなしにやり過ごす事が出来ました。

池間大橋に差し掛かった時には、ようやくレースらしく 走っている小さな集団に追いつく事ができました。
そしてその集団を一気に抜いていきます。
今は脚がスムーズに動く! 自転車って楽しいなぁ。

そしてゴール約5km 手前。
ここでも やまさんが立って応援してくれていました。
手を振って応えます。
彼は知っているのだろうか?
自分が私にこんなに力を与えてくれている事を・・・

そして バイクゴール!
残りのフルマラソン、与えられた時間は 6時間弱。大丈夫か?

[ラン 42.195km] 5:38:50
トランジションでは高校生のボランティアの人が手伝ってくれました。
本当にありがたい。
上だけ着替えて、足首に少し不安があるのでテーピングをしてスタート。
日が照っていて、気温も高い。厳しいレースになりそうだ。
普段のマラソン大会だったら出始めは 6分/km 強くらいで走る事ができるのだが
手元の GPS で確認すると、7分/km 強くらい。
やっぱりいつものペースは出ないか?
残り時間は5時間40分くらい。少し計算してみる。
8分/km で 42km 走ったら、336分で5時間36分・・・ぎりぎりだぁ。
でもオーバーはしていない。よし、8分/km 以内を死守するぞ!
・・・とはいえ、出だしで 7分/km が精一杯で 本当にそれが可能なのか?
ふと不安になる。でも やらないと完走はできない。行くぞ!

実はこのランは自分にとって記念すべき 10回目のフルマラソン。
過去の9回はあぶなっかしいのもあったけど 一応すべて完走!!
いつかはリタイアする事もあるんだろうなぁとは思っているけど、
ここでは絶対に嫌だ!!
最初は完走できないかもしれないと思っていたけど、でも ここまで来たんだ。
絶対に完走したい。

そんな事を考えながら 足を一歩一歩前に出します。
7km 地点くらいでは また やまさんが立っていました。
「マイペースで・・・」と声をかけてくれます。
よぉし、絶対に戻ってくるぞ。

バイクもいろいろな人に応援してもらったけど、
ランも沢山の人達から声援を送ってもらいました。
宮古島の人達は本当に温かい。
現地の言葉で「頑張れ!」という意味の「ワイドー!」という掛け声や
中にはゼッケン番号から私の名前を調べて
「べっかむさん! 頑張れ!!」という声をかけてくれる人もいました。

エイドステーションも充実していました。
地点毎にスポンジで熱くなった体を冷やし水分を補給します。
暑い中 走っているので意識が朦朧とするのですが、ここで何とか正気に戻る事ができました。
普段のマラソン大会では できるだけ足を止めない様に意識するのですが
今回はそんな気力はなく、ついつい足を止めてしまいます。
でも あまり余裕はないので、長居はせず 次のエイドステーションに向けて走ります。

ランのコースは同じ道を往復するコースになっています。
なので折り返し地点に向かっている間、戻ってきている人のすれ違うのだけど
最初は上位の人達の時々すれ違うくらいだったのだけど
その人数がだんだん増えてきました。
この人達はもうゴールできるよなぁ。いいなぁ。
でも自分もきっとゴールするぞ!

15km 地点辺りからゆるやかな登り降りが現れてきたのだけど、
18km 地点くらいには結構急で長い降り坂が現れました。
降りは得意なので ここで少しペースを上げます。
すれ違う人は登りがきついのか、ほとんどの人が歩いていましたが、
そんな中 走る事をやめない人が前方に現れてきました。
一緒に参加しているこうちゃんです。
折り返し地点までの距離からして私の前方 5km 強というところか?
ちょっと辛そうだけど こうちゃんはゴールできるな。
彼の走る姿を見て そう確信します。あとは自分が頑張ってゴールする!!

こうちゃんの方も私に気づいて声をかけてくれました。
私も返します。「時間内にゴールするよ!」
こうちゃんも「うん!」と返してくれて、そのままお互いすれ違います。

そして自分に言い聞かせました。
「お前 今『時間内にゴールする』って言ったからな。
できなかったら嘘つきだぞ!」
うん、自分はたった今約束した。だから絶対に完走する!!

そして それから 2〜3km 走ると折り返し地点。
ここまでかかった時間は約2時間45分。時計を見ると17時30分を過ぎて、残り3時間を切っている。ここまで来るのに2時間45分。帰りが2時間55分! 後半が絶対にペースが落ちるのに往路よりも10分しか余計にかけられない。本当にそれができるか? ついつい弱気になってしまう。
馬鹿野郎! 何考えてんだ!! 俺!! 「できるか?」じゃない! 「やる」んだろぅ!?
前半よりも10分も多く時間使えるのに何 弱気になってんだ!!
自分でもあまり信じていない事を言い聞かせて無理矢理、自分自身を奮起させます。
ようし、ランの後半戦スタートだ。

復路はだんだん陽が沈んできて少しずつ暗くなってきました。
帰りは西向きなので夕日が丁度 真正面にあって、ちょっと眩しい。
でも出だしの炎天下に比べれば大分涼しくなってきた。

復路はひたすら自己暗示!

26km 地点。あと16kmで残り時間 2時間15分。
「そういえば初めてのマラソン大会がかすみがうらマラソンの
10マイル[16km]だったなぁ。あの時は 1時間45分くらいでゴールしたんだっけ。
あのマラソン初心者の過去の自分よりも30分も多くかけられる。
出来ない訳がない。」

32km 地点。あと 10km で残り時間 1時間30分。
「ここから 10km 走をやるとと思えよ。
お前は今まで 10km で1時間半もかかった事ないだろう。」

35km 地点。あと 7km で残り時間 1時間5分。
「ここ最近 ジョギングではいつも 7km 以上は走っていたじゃないか?
あと 7km 以内で泣いたら馬鹿みたいだぞ。
余裕はないけど残り時間は十分にある。
ここで全てを出し尽くしちゃえよ。」

もう心身ともにふらふら。
自分にいろいろ言い聞かせていないと、ついつい弱気になってしまう。

そんな中 途中で応援してくれているおじさんが声をかけてくれました。
「楽しんでいるか?」
そういえば ここに来る前は、
完走できないかもしれないけど、その代わり せめて楽しもうって決めてきたんだっけ。
「ハハッ! 楽しいなぁ。」
思ってもいないけど、声に出して言ってみる。
無理だ! ごめん。おじさん。楽しみたいけど、辛いよ。

そんな中でも足を一歩一歩前に進めていく。
残り距離も 3km, 2km と縮まってきた。
ペースも最初に比べると大分落ちてきた。
歩いている人にも全然追いつけない。

辺りはすっかり真っ暗。
そんな中でもコース沿いは応援している人でいっぱいで
ここまで来ると「お帰りなさい。」と声をかけてもらう。

うん、帰ってきた。ここまでは。
後はゴールまで。ゴールさえできれば後は足が折れてもいいから
せめてゴールまではもってくれ!

そんな中 ようやく最後の関門、陸上競技場が見えてきました。
やったぁ。ここまで来れたぁ。
涙腺がゆるんで、涙で景色がぼやけてきます。

でもゴールはまだだ!
涙をぬぐって最後のゴールを目指します。
そんな中 またもや応援してくれる やまさんの姿が・・・
やったぁ。帰ってきたよ。

そして陸上競技場に入ります。
これで関門はクリアしたから、時間制限に引っかかる事はありません。
あとはトラック約 3/4 周。這ってでもゴールする。!!

ゴール直前は盛り上がっていて、子供や家族達と一緒にゴールする人や
垂れ幕を持って応援してくれている人達と一緒にゴール人達なんかもいました。

そんな中 私もゴールまで あと 100m, 50m と近づいていきます。
そして念願のゴール。

img015c

時刻は夜8時27分。
制限時間 13時間30分の中、13時間27分32秒 でのゴールです。

ゴール後は Tシャツとバスタオルとメダルをもらい。
その後 やまさんがかけつけてくれました。
ありがとう。君がいなかったら完走は無理だったかもしれない。

その後は こうちゃんと合流。
お互いの完走を讃え会いました。
その後は競技の終了を知らせる花火が上がり、
完走を果たした中 すがすがしい気分で見る事ができました。

こうして。トライアスロン本番当日の長い一日が終わりました。

【4月25日(月)】
競技が終わって体の節々が痛い。
前日は風呂に入れなかったので この日は朝一番に風呂に入りました。
前日の日焼けのせいか、風呂も痛くてなかなか入る事ができませんでした。
私はこの日の午後の飛行機で帰る事になっているけど、
こうちゃんとやまさんは午前中の飛行機で帰るので見送りに行きます。
飛行機までは時間が少しあったので、買い物をしたり話をしたりして過ごしました。
そして二人の飛行機の時間が近づいてきたので、セキュリティチェックのところで
別れを告げます。

二人とも本当にありがとう。
残り2分、3分を争う中、自分一人だったら今回の完走は無理だっただろう。
いや この二人だけではなく、
今回のトライアスロンは本当にいろいろな人達に支えられてゴールしたなぁ。
本当に熱くて温かい島だよ。宮古島は。

その後は前日の自転車を取りに行き、宅急便で送り
完走証をもらったり、DVD や写真を買ったりして過ごしました。
今回は観光はほとんどできなかったので、時間があれば 何処かに行きたかったけど
体もあまり動かないし、ちょっとドタバタしていたので無理でした。

そして 私もとうとう飛行機に乗る時間が近づいてきました。
本当に充実した4日間だったなぁ。
これを味わってしまったら、もうトライアスロンはやめられないなぁ。
でも 次回はトライアスリートとしてもう少し成長してから来たいですね。

名残惜しい気持ちもあったけど、次の日からは普通に仕事のある日常生活に戻ります。
そして飛行機の窓から別れを告げつつ宮古島を後にしました。

ありがとう 宮古島。ありがとう みんな。




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