久しぶりの更新です。
9月の出張ラッシュも終わり
ようやく落ち着いてブログが書ける様になりました。

9月1日(日) はいよいよ佐渡トライアスロン本番。
前日は夜8時過ぎに寝て、
この日は朝2時過ぎに起床。(朝と言うのか?)

朝食を食べて、レースの準備を済ませ
3時過ぎのシャトルバスで会場へ向かいます。

前日まで気になっていた体調も
悪くはない感じ・・・。
だけどやっぱり緊張して睡眠も浅くちょっと眠たい感じ・・・。
でも、とりあえずスタートはできそう。
そしてやってみて、体調がやっぱり悪い様だったら諦めよう。

会場に着いた頃はまだ真っ暗。

IMG_0606

もう慣れた人はヘッドライトとか持ってきて準備をしているけど
ロング4回目だと言うのにいつもそこまで気が回らないです。
前日夜はかなり雨が振って風も吹いていたけど
セットしておいた自転車はシートをかぶせて
洗濯バサミをいっぱい挟んで固定していた事もあって
問題なさそうでした。

バイクのセッティングとか
マジックで腕にゼッケン番号を書いてもらったりして
準備をしているのだけど
風がやや強く、海の方から大きな波の音が聞こえます。

これはスイムやるのかなぁと思っていたら
会場のディスプレイにレース自体はやるけど
スイムについては5時15分に発表するとの事・・・。

そしてスイムの発表の時を待ちます。
外も段々明るくなってきて海の方に行ってみると
やっぱりちょっと波が高い感じ・・・。

IMG_0609

ひょっとしたら無理かも・・・
そう思いながら5時15分になり発表が・・・
やはりスイムは中止になってしまいました。

宮古島に続いて佐渡もかぁ・・・。
スイムは苦手だけど、その後のバイクで何人抜くかというのは
自分のモチベーションの一つだし、
どうせ出るなら三種目やって達成感を味わいたいので
ちょっとがっかり・・・。
・・・でも前日までの体調の悪さもあって
心の何処かで助かったぁと思っている自分もいて
それが何か嫌だ。

とにかく今回与えられた条件で走るしかない。

今回の佐渡は宮古島と同じで1時間遅れてのスタート。
でも宮古島ではスイムの代わりに6.5km のランがあったけど
今回の佐渡はそういうのがなくて
バイクからのスタート・・・。
スイムがなくなって1時間しか制限時間が短くなっていないので
これはかなり完走しやすくなったなぁ。
(昨年の私はスイムで2時間以上かかっています。)

そして今か今か・・・とスタートの時間を待ちます。

今回のバイクは3人ずつ5秒置きのウェーブスタート。
基本ゼッケン番号順にスタートするので
スタート時にゼッケン番号の近い人達が
固まって並びます。

そんな時、私の方へ声をかけてくれる方がいました。
沖縄在住のTさんという方で宮古島トライアスロンの時に
私を見かけたという事です。

今回の佐渡も周りは知らない人ばかりだったので
こういう風に喋ってくれる人がいるって本当に嬉しいし
心強い。

そしてスタートの時が刻一刻と近づいてくる中
大声でプロポーズをしている男性の方がいました。
なんかかっこいい・・・。
彼は今回のレース絶対に頑張るだろぅ。
よし、自分も頑張ろう。

そしていよいよスタート。
前の人が次々とスタートしていく中
自分の番は想像していたよりも早くやってきました。

バイクは得意種目という事もあり
暫くは前の人を抜きながら進みます・・・。
しかし・・・ゴホッ ゴホッ ゴホッ・・・
咳が止まらない。
やはり万全とはいかないか・・・。
でも咳が出る以外は体が動かない訳でもない。
多分バイクは行けるだろう・・・。

ウェーブスタートとは言っても
スイムを行なった時ほど人がバラけている訳ではないので
最初は追い抜きながら走っていたのだけど
暫くすると後ろからスタートした速い人達に抜かれ・・・
周りは自分と同じくらいのペースの人達になりました。
抜きつ抜かれつを繰り返しながら進みます。

前半の大佐渡(佐渡ヶ島の北半分)はアップダウンの多いコース。
登りの苦手な私は登りで抜かれ、下り、平地で
挽回するというパターンの繰り返し・・・。
同じ様な選手を抜いたり、抜かれたりしていました。

昨年は暑さもあって 20km 地点くらいで
ばててしまっていたのですが、
今年は風はあるものの気温はそれほど高くないので
今年はもってくれました。

そうこう走りながら有名な Z坂到着・・・。
ここは今までのアップダウンが可愛く見えるくらいの
長い坂・・・ そういえば前日もらった小学生のメッセージにも
この Z坂の事が書いてあったなぁ。
そう思いながら登っていくと、そこは苦手な登り坂・・・
えぇ数十人に抜かれました。

坂が終わっても脚をすっかり使い果たしてしまって
全然挽回できない状態・・・。
その後もアップダウンはあるのだけど
登りで抜かれて、下り・平地で取り戻せない・・・
どんどん順位が下がる状態が続きました。

これは相当後ろに下がったなぁ・・・
そう思いながら 105km 地点、両津湾付近の
住吉エイドステーションを通過・・・。
ここは昨年 下見ツアーで完走ラインが
だいたい正午通過と聞いていて
昨年は午後0時15分頃通過したのだけど
今年はまだ午前11時前・・・かなり余裕があります。
順位は下がっているかもしれないけど
まだ全然完走を諦める位置ではない・・・
そう思うと何か気も楽になってきました。

この辺になるとアップダウンも少なくなってきて
坂で使った脚も大分回復してきたので
少しずつ周りの人を抜いて順位が上がっていく様に
なりました。

気温は昨年ほどではないとはいえ、
この辺になるとやはり暑さは感じるので
エイドステーション、ウォーターステーション毎に
補給用のコーラと、体を冷やすための水をもらいます。
そして暑さを感じたら水を自分の体にかける・・・。
そんな感じで走っていきました。
こういったエイドステーションの様な
サポートがないとこういうレースは走れないよなぁ。
本当に感謝に絶えません。

小佐渡(佐渡ヶ島の南半分) に入ってくると
昨年はアップダウンの負担はほとんど感じなかったと
思うのだけど、今回はややきつく感じました。
昨年は完走できるかどうか瀬戸際のところで走っていたから
必死だったのもあるのかな?
でも小佐渡に入ってからは後ろから抜かれる事は
ほとんどなく、順調に順位を上げていきました。

そして小木港を通過。
ここで補給を済ませた後、トイレに行きたくなったので
用を足して次へ進みます。

ここから先は最後の難所、小木の坂・・・
ここまで既に 160km 走っているのだけど
ここでさらに高低差 140m の坂を登ります。
やっぱり脚にこたえる。

ここの坂でも何人かの他の選手に
抜かれて行きました。

途中では私の事を抜いていったおじさんに
「きついですね。」と声をかけられて
「はい、きついですね。」と返し
「頑張りましょう。」「えぇ、頑張りましょう。」
とエールを交わし合いました。

そして登りも終わり・・・。
平地になるとまた順位を上げて行く事ができて
途中で挨拶したおじさんも抜きました。

そして一気に下り坂・・・
カーブで曲線を描きながら時速 50km 以上で
下っていきます。
途中で一度ハンドルをとられてバランスが崩れて
心臓が止まるかと思いましたが、
何とか転ぶ事なく進む事ができました。

下り終わった後は多少アップダウンがあるものの
ゴールまでほぼフラットなコース。
再び会場近くに戻ってくると、
既にバイクを終えた選手達が既にランに移って
走りはじめていました。
バイクとランの共通区間があるのだけど
そこがとても長く感じます。
そしてバイクゴール。
トランジションには既にゴールした多くのバイクが
置いてありました。
・・・ 何とか半分よりも前に来たかな?

後で知る結果ですが この時点で
バイクのタイム 6時間47分56秒
順位は756人中296番でした。

そして次はラン・・・バイクで190km 走って
既にヘトヘト・・・この状態でフルマラソン?!
正気の沙汰とは思えない。
でも残り時間は7時間以上ある・・・
まぁ、よっぽどの事がない限り大丈夫だろう。

そう思いながら走り始めます。
やっぱり脚重いなぁ・・・。
でも手元の GPS でペースを見ると
7分/km 弱・・・うん、悪くはない。
このペースで走れているなら余裕で行けそうだ。

でも私はバイクは半分より前に行けても
ランははるか後方なので、次々と周りの人に抜かれて行きます。
宮古島の時の記憶が蘇る。
途中 他の選手に追い抜かれ際に尻をポンポンと叩かれ
「頑張れ!」と声をかけてもらいました。
よし、自分は自分のペースで頑張ろう。

そうして前へ進むうちに後ろから
「追い付いた」という声が・・・
小木の坂で一度追い抜かれて
平地で抜き返したおじさんでした。
「でもすぐに歩くと思うから・・・。」なんて笑いながら話していて
自分にはとても付いて行けないペースで
あっという間に遥か前方へ行ってしまいました。

そんな出来事があったりしながらも
着々と前へ進み、3.7km 地点の
八幡WS(ウォータステーション) を通過して行きます。
WS, AS(エイドステーション) ではしっかり補給。
その代わり その間は脚を止めずに走ると自分の中で決めて
前へ進んでいきます。
でも暫く進んで行くと・・・なんか暑くて頭がフラフラする。
昨年程気温が高くないけど、でもやっぱり暑いなぁ。
そんな感じで 5.1km の金丸AS へ何とか到着。
ここでスポンジで頭を冷やして、途中でも冷やす事ができる様に
スポンジを2個持って次へ進みます。
だけどバイクのボトルとは違ってスポンジの水は
持っているだけでボタボタと落ちて水分が抜けて行ってしまいます。
そしてスポンジの水がなくなってくると・・・
やっぱり暑い、頭がフラフラする。
そんな中 大会側が用意している AS とは別に
私設のエイドでスイカを配っていました。
本当に有難い、ここでスイカを頂いて気分もリフレッシュ・・・
先へ進みます。

そして 8.0km 地点の宮川WS、
10.0km 地点の畑野 ASを何とか通過。
ここでもやっぱり暑さで頭がフラフラしていて
畑野ASではボランティアの方に氷水を
頭にかけてもらいました。生き返るぅ・・・。

畑野AS では氷をコップに入れて
配っていたので、それを持って
氷を顔とか頭とかに押し付けながら走っていました。
そして 12.5km 地点の大野 WS 通過・・・。

ここまでは、何とかAS, WS 間は歩かずに
来る事ができました。
しかし、大野 WS を通過して約 1.5km 地点
やはり ここでも暑さで頭がフラフラしてきます。
なんかもう、体中が熱くて 意識も朦朧としてくる。
表現としてはオーバーヒートという言葉がぴったりと
いう感じ・・・

ここでもう耐えられず、とうとう歩いてしまいました。

あれ? やっぱり何かおかしいなぁ。
昨年よりも大分気温はましなはずなのに。
やっぱり体調のせいかな?

もうここまで来ると何が何だか分からず
とにかくゴールを目指して進みます。
AS や WS に到着すれば、スポンジの水で
頭を冷やす事ができる。
そうすればまた走る事ができる。

そこから先は AS, WS で頭を冷やして
走り始め、1.5km くらい走って意識が朦朧としてきたら
そこから次のAS, WS を目指して走るの繰り返し。
そして 17.7km 地点の金井AS 通過。
ここは折り返し地点になっているのですが
暫く走るとスタート地点で声をかけてくれた Tさんと
すれ違いました。
折り返しまであと何kmとかすれ違う短い時間で
そんな会話をしつつお互いの健闘を祈ってそれぞれ
前へ進みます。

そうこうしているうちにハーフ地点通過・・・。
やっとハーフ。
少しずつ日も傾いてきて
気温も段々下がってきたと思うけど
オーバーヒート気味の現象はちっとも止む気配がない。
相変わらず、AS, WS で頭を冷やす、走る、意識が朦朧とする、
歩くの繰り返しを続けていきます。

ハーフ地点を過ぎて少し進むと
今回は残念ながら棄権したマッチ事
近藤真彦さんが立っていました。
最初は半信半疑で「あれ? ひょっとしたらマッチかな?」と思って
見ていたら、こっちを見て「ナイスラン」と声をかけて貰いました。
あのマッチに声をかけてもらった・・・。
何か感動!!

本当はこの時きつくて歩く寸前だったのだけど
こういうのって力が出ますね。
また暫く走る事ができました。

この辺りに来ると大分時間も過ぎて
暗くなってきました。
気温も大分涼しくなってきて、オーバーヒート気味の現象は
大分ましになってきたとはいえ、
相変わらず起きるので 夜になっても
AS, WS ではスポンジの水を頭にかけて冷やしていました。

そういう事は全ての AS, WS でやってきたので
靴はすっかりびしょ濡れで重く、
また靴下が足の裏ですれてヒリヒリと痛みを感じます。

そんな感じで 25.6km 地点 潟上AS 通過。
ここも折り返しになっていて、先に進むと
やはり Tさんとすれ違いました。
この時点では私がまだ前なのですが
大分距離が縮まっている感じです。
ここでもすれ違う短い時間で声を交わしながら
お互い前へ進みます。

そして暫く進み 34.2km 地点・・・
再び 宮川WS 通過。
普通のフルマラソンならこの辺から辛くなるところですが、
今回は最初から辛い。
ここを過ぎて田んぼの間の道を走ると
道に設置されていたたくさんの行灯に
光が点っていました。とても幻想的な光景。
この時既に脚がいっぱいいっぱいだったのと
例のオーバーヒート現象で既に歩いていたのですが
おかげでこの光景を走りながらではなく
歩いて見ることになりました。

そして行灯のある通りを暫く過ぎ
相変わらず歩いて進んでいると後ろから
「べっかむ」と声をかける声が・・・
その名前で呼ぶという事はつくば時代の知り合いか?
(つくばに住んでいた時にそう呼ばれていました。)
と思ったのですが、
その後「ラスト10kmを走る為に頑張ったんだろ!」
・・・あっ ブログを読んでくれた人だ。
それはまさに自分が昨年の佐渡トライアスロンで書いた記事。
読んでくれている人がいたんだぁ。・・・何か嬉しい。

しかし「ラスト10km を走る為に頑張った」って
今の自分にはそんな事考える余裕がなかったなぁ。
なんか思い出させてくれたよ。
よし、頑張ろう・・・ この人のペースには及ばず
もう先に行ってしまったけど、
何とか走ってみようと試みるも・・・例のオーバーヒート現象。
熱くて意識が朦朧としてしまう。
駄目だぁ。走れない。

そして 37.1km 地点の金丸ASに到着。
ここで相変わらず補給して、スポンジの水で頭を冷やします。
これで、また少し走れる・・・
足の痛みに耐えながら走り前へ進みます。

そして 38.5km 地点、八幡WS。
最後の WS です。
ここまでは何とか(橋の所の登り坂以外は)
走ってくる事ができました。

あと 4km 弱。
よし頑張ろう。・・・と意気込むも
脚の痛みでついつい歩いてしまいます。

そうして歩いているうちに
T さんが私に追いついてきました。
ここまで来たらお互いに完走はできそう。
「では、ゴールで・・・」と声をかけて
T さんは先へ進みます。

自分も頑張らないとな・・・。

そうして走ってみるも、やはり暫く走ると
意識が朦朧としてくる・・・でも AS, WS はもうない。
後は頑張るしかない・・・・。
その後は少し走って、少し歩いての繰り返し。
この辺になると応援も多くなってきます。
頑張って走っている姿を見せたいところだけど
そういう余裕があまりない中、
途中で「味噌汁飲みますか?」と聞かれ
お味噌汁をご馳走になりました。

あぁ、生き返った。
ゴールまであと少し、ここからはもう走る事ができる。

そうして走ってゴールを目指します。
商店街に入ると自分の名前がアナウンスでコールされました。
沿道の応援も多くなり、ハイタッチをしながら脚を進めていきます。
あぁ、またここまで戻ってきたんだな。

そして競技場に入りゴールは目の前。
トラック沿いの応援の人達ともハイタッチを交わしながら
ゴールを目指していきます。
ペースも自然と速くなる・・・

そして、ついにゴール。
今回も長い長い道のりでした。

ランのタイムは 6時間52分8秒・・・。
ランの順位は 712人中710位。
今までのフルマラソンのワーストタイムが
一昨年の大阪マラソンの6時間8分程だから
それを大幅に上回るワーストタイムです。
・・・だけど走り切った嬉しさの方が大きいですね。

今回総合記録はタイムは 13時間40分4秒。
順位は711人中632位でした。

ゴールの後は Tさんと少し話をして
次回の宮古島でまた会いましょうと
連絡先を交わしました。

あと、ランの途中で声をかけてくれた方も
私のところに来られて、
今回佐渡が初めてで不安だったのだけど
私のブログを読んで勇気をもらったと
おっしゃってくれました。
このブログをやっていて、この時ほど
良かったと思った事はありません。

今回は結果はともかくとして
ランが歩いてばかりというヘタレな結果になってしまったけど
次回はそうならない様に頑張りたいですね。

そして競技終了時刻が刻一刻と迫ってきます。
この頃になると 会場のBGM は
スクールウォーズの “ヒーロー” になっていて
それをバックにゴールする人の姿が・・・
人のゴールシーンだけど、どれだけ過酷なコースを経て
辿り着いたか知っているだけでジーンと来ます。

そして無常にも競技終了時刻が近づいてきました。
会場はカウントダウンモード・・・。
5・4・3・2・1・0
花火がうちあがります。

IMG_0666

こうして今年の佐渡トライアスロンは終了しました。




この記事は役に立ちましたか? 役に立ったという方は下のボタンをクリック!
ランキングに反映されて、今後の投稿のモチベーションがアップします。
役に立たなかったという方も下のボタンをクリック!
にほんブログ村に登録されているトライアスロン・ブログの一覧が表示されるので、きっとあなたの役に立つブログが見つかります。
にほんブログ村 その他スポーツブログ トライアスロンへ

Facebook ではこのブログで書いていない様な日常の生活を日々更新しています。
お気軽に友達申請して下さい。
https://www.facebook.com/satoshi.tanaka.927